14.実践編_ゴールを見誤る②

2020年11月23日 (月)

14-2)最悪のコンディション

◆2018年2月某日

まれに見る最悪の出来栄えの日でした。出だしの数曲はそこそこ良かったのですが、結局この日は最後の数曲になるまで活性化しませんでした。声が思い通りに出ないので、以前の“力任せに歌う”感じに逆戻りしたようでした。また、高域はそこそこ出ましたが、歌っていて全く気持ち良いものではありませんでした。もしかしたら前日の飲み会、加えて疲れや眠気、そして空腹・・・これらが無関係だったと言えません。とにかく、歌唱はコンディションや体調も大きく関係します。喉は想像以上にデリケ-トです。

さて、カラオケの上達方法をふたつ紹介します。ひとつ目は好きな曲はあってもいいですが、十八番は作らないことです。十八番と言うくらいですから恐らく自分にとって歌いやすい曲だと思います。その曲は上達するかもしれませんが、歌唱の質の向上は期待できません。
ふたつ目は1曲を完全に歌い切ることです。よく高域になると歌えなくて曲の途中で止めてしまう人が居ます。実はこの“歌えなくなる部分”にこそトレーニング要素が含まれており、せっかくのチャンスを自ら放棄していることになります。苦しくてキチンと歌えなくてもそれを乗り切ってこそ後に成果として現れます。十八番を歌うより、“好きだけど歌えない曲”を積極的に選び、そして最後まで歌い切ることが上達の近道です。

web拍手 by FC2

2020年10月18日 (日)

14-1)ゴール直前の不調

◆2018年2月某日

いよいよゴールを2018年3月と定め、トレーニングに励んでいましたが、開始から十数曲、全音域で声が出なくなるなど不調な時期でもありました。一方、活性化現象(喉のウォーミングアップが終わると急に調子が良くなる)が際立って現れ始め、後半は絶好調でした。これが、ゴールを見誤ることになった原因でもありました。

141

さて、今までの記事で「声が出る位置が下がって行く=改善の証」ような表現をすることがありました。当時はそんなイメージを持っていたのですが、振り返ればそれは正しくもあり、間違いでもあります。
声の出る位置が下がって行くように感じるのは、逆に喉が上がらなくなって行くからです。図のA点を仮に「声の位置」とすれば、トレーニングの成果で喉が上がらなくなると、必然的にA点も上がらなくなります。見方を変えれば「A点が下がった」と捉えることもできます。声の位置が下がって行くと感じるのは、喉が上がらなくなり、徐々に声帯の制御だけで歌えるようになるためにそう感じるものだと思っています。
事実、今現在(2020年10月)、喉は全く上がらず、完全ではありませんが、声帯と息(呼吸)だけで歌えるようになり、声の出す位置は極限まで下がりつつあります。

web拍手 by FC2