07.実践編_+20%のコントロール

2018年1月25日 (木)

7-6)まとめ

◆当時を振り返って

一部、歌い難い曲を除けば、そこそこ歌いこなせていたため、ゴールはそんなに遠くないと踏んでいました。その理由は高音を出すことができれば、それ以下の音はあたり前のように出ると思っていたからです。ところが、ミックスボイスでは低音が非常に出し難く、原曲キーで歌うには、低音から高音まで幅広くトレーニングする必要があると気付きました。また、曲調や歌詞により、同じhiC(ド)やhiD(レ)でも出せたり、出せなかったりします。

当初は、2017年8月をゴールにしていたのですが、これが12月になり、今もトレーニング中です。ただ、ここにきて最終的な変化があり、ようやくゴールがイメージできるレベルになりました。ただ、ゴールした後も、ミックスボイスの完成度という点では追い続けて行く必要があるとは考えています。

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2018年1月10日 (水)

7-5)高音への影響

◆2017年01月某日

+20%のコントロールは、低音だけではなく、高音にも弊害を与えていました。仮に、女性が高音を100%のパワーで歌っているとすれば、私はミックスボイスの発声で120%のパワーで歌っています。低音はコントロールがデリケートですが、高音はもともとそれなりのパワーが必要です。そのため、力任せに歌えばそれなりに歌えます。ただ、これは高音が所々に出てくるような曲であり、高音が長く続くような曲ではそうは行きません。

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高音が続く代表曲「悲しいほど貴方が好き」「GOOD DAY」

特に「悲しいほど貴方が好き」は、最高音に到達する前に息切れするほど歌いにくく、2018年1月現在でも、未だ完全には歌い切ることができません。+20%余計にパワーを使っているため、瞬発力はあっても持久力に問題があります。この曲をスムースに歌い切ることがゴールと言っても過言ではありません。

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2017年12月12日 (火)

7-4)声を張る感覚とは

◆2017年01月某日

「声に張りが出てきた」と良く表現しますが、これは自分の耳に入ってくる音でそう感じているわけではありません。前回お話した「押し出し感」からそう感じています。押し出し感を言い換えると、何らかの壁あるいは障害物を乗り越えて声が出ている感覚です。その道の専門家ではありませんが、これが声帯の閉鎖です。

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高域を出す時、喉(気道)を細めて音を出すのではなく、声帯を閉じて、その状態で息を吐き出せるようになると、声帯を感じることができます。声帯がどんなものであるか知識はあったものの、それを感じることは今までありませんでした。ところが、トレーニングを積むことで、声帯を制御する力が身に付き、そこを通過する息によってその存在を感じることができるようになりました。

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2017年11月11日 (土)

7-3)裏声感が消え始める

◆2017年01月某日

前回の補足です。男性の地声の場合、女性よりも息の出どころから鈴までの位置が短く、低音を出すのはとても簡単です。ところがミックスボイスになると、この鈴が女性の位置よりも前方に移動し、制御が難しくなります。強すぎると声が下がりきらず、弱すぎると失速し、丁度良い加減がなかなか定まりません。低音を出すために「声の出る位置を下げる」トレーニングをしているのはこのためです。ただ、下げ過ぎると、高音に影響しますので、まずは女性の鈴の位置を狙うのが、ひとつの答えだと考えています。

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さて、この頃から、本格的に裏声感が弱まり、声に張りが目立ってくるようになりました。とは言え、歌い始めからすぐにと言うわけではなく、ある程度、喉が暖まってから・・・というのは以前と変りません。喉が暖まると、声の通りや押し出し感がよりハッキリし始めました。実はこの「押し出し感」が極めて重要で、最終的に原曲キーで歌いこなすための、最大のキーワードと言えます。

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2017年10月30日 (月)

7-2)低音が失速する理由

◆2017年01月某日

低音が徐々に改善するのとは逆に、高音が出難くなる現象は依然として続いていました。地声の時ほどではありませんが「喉が上がり、息苦しさ」がミックスボイスの状態でも感じるようになりました。低音が改善してきたとは言え、mid1F(ファ)付近の音は失速し、その瞬間、ミックスボイスから地声に切り替わってしまうことも少なくありません。

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さて、失速のメカニズムは次のようなイメージです。尚、私はミックスボイスの発声状態です。
喉に鈴がぶら下がっており、この鈴に吹き掛ける息が弱いと低音が、強いと高音が出るとします。図のように男性は、息の出どころから鈴までの距離が長いため、女性と同じ息を鈴に届けるためには女性よりもパワーが必要になります。極端に言えば、女性が低音を出している時のパワーを0だとすると、私は20のパワーが必要です。そのため、弱い息の制御が難しく、弱い息を出すためにパワーを絞り過ぎると「音が出ない=失速」状態に陥ります。

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2017年10月 1日 (日)

7-1)+20%のコントロール

◆2016年12月某日

声の鋭さを保ちつつ、やわらかさも出始めてきました。最高音付近の音は、意識して何とか出せるレベルですが、曲調や歌詞、その日の調子によっては、ストレスなく高音が出ることがあります。これをいつでも出せるようにトレーニングしていると言っても過言ではありません。ミックスボイスもようやく裏声ベースの声から次のステップに入ろうとしていた時期でした。ミックスボイスの発声の状態でも低音成分がかなり混じり始め、それを裏付けるように、声に響きが出始めてきました。

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あくまでも自己分析やイメージの世界ですが、女性の発声をミックスボイスで代用している関係で、女性の発声に比べて、常に20%増しで声を出している感じです。例えば、女性が10%のパワーで歌える場合、私は30%必要ということです。実はこれが曲者で、特に「低音で声が出ない」「失速する」原因になっています。これについては、次回詳しく解説します。

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