06.実践編_声質と音域の関係

2017年9月 6日 (水)

6-6)まとめ

◆当時を振り返って

声を出す位置を下げていった関係で高域が出にくくなり、mid1F(ファ)付近は声が出ず、全体的な質がやや落ちていた時期でした。それを証明するかのように、曲や歌詞によって、声質が不自然に変わっていましたが、現在(2017年9月)はようやく声質の変化を抑えることができ始めています。つまり、声質の変化が気になり始めてから実に1年掛けてようやく改善の見通しがたったわけです。当初、8月としていたゴールも12月頃までは延長する必要がありそうです。

声質の変化は、高域を上手にコントロールできない現象であり、地声の時の苦しさとは異なるものの一種の「苦しさから逃げた声」と表現することもできます。

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2017年8月19日 (土)

6-5)高域は力み低域は失速

◆2016年12月某日

余裕はありませんが、最高音をクリアできる割合がさらに増え、比較的難しい曲でも何とか歌い切れるようになってきました。声の鋭さや前に押し出される感覚もさらにUPしました。とは言え、高域と低域はなかなかスッキリしません。第三者が聞けばそれほど酷く聞こえないかもしれませんが、歌っている本人は出ている声以上に、喉やその周辺のコントロールが上手く出来ていないことを実感しています。

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高域になると力みが多くなり、力技で声を出している感じです。逆に低域は喉やその周辺を適度にリラックスできないため失速し、相変わらずmid1F(ファ)近くは声が出せません。高域、低域はかなり意識して声を作っており、特に低域は「声を置きに行っている」状態でした。

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2017年7月25日 (火)

6-4)高域を歌い切る

◆2016年11月某日

ZARDの曲は最高音がhiC(ド)~hiD♭(レ♭)に集中しています。歌詞や曲調により、出しやすいhiD♭(レ♭)もあれば出し難いhiC(ド)もあるのですが、それでも何とか歌い切れることが多くなりました。正確には数えていませんが、30曲中半分程度は最高音をクリアできるようになりました。だからと言って、曲中に何度か出てくる最高音を全てクリアしているわけではなく、取りこぼしも少なくありません。
一方、低域もまだ出せない音があるため、音域全てをクリアできる曲は限られています。どちらかと言えば、低域の方が重傷で、高域以上に苦戦を強いられていました。

声の出る位置がまだ口先寄りであり、もっと下にさげる必要があります。声質を無視すれば口先寄りの方が高音は出やすいのですが、声に芯がなく上ずって聞こえます。
この頃、声の出る位置を下げると高音が出にくくなるが、声質が改善されることに気付き始めました。位置を下げる→高音が出にくくなる→トレーニングして高音を出せるようにする→また位置を下げる・・・の繰り返しでしたが、成果はそれなりに感じていました。

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2017年7月 9日 (日)

6-3)レベルがひとつ上がる

◆2016年11月某日

高域がより自然に出せるようになり、声に鋭さと張りが増してきました。高域が出るというよりも「押し出せる」ような感覚で、とても気持ちよく声を出すことができました。これは「高域を出したい」との意識に、喉と息がキチンと応えてくれる感覚です。また、この時は、喉と息のバランス・・・いわゆる“ある一点”から声が出ている感じであり、高域を細かくコントロールすることも可能です。

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喉が上がる(位置が変わる)と、“ある一点”が線になってしまい、声質の変化と共に息苦しさが出てきます。苦しさと言っても地声で歌っていた頃と同じ質ものではなく、高域が続く曲、例えば「悲しいほど貴方が好き」のサビ部分で、それが顕著に出て声が出難くなります。とは言え、あきらかに高域に対するスキルが上がり、最終的に目指す形が見え始めました。

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2017年6月26日 (月)

6-2)声質は実力のバロメーター

◆2016年10月某日

声に鋭さが加わり始め、声量がUPすると共に高域の細かいコントロールも向上し始めました。さて、前回紹介した「サヨナラ言えなくて/mid2A(ラ)~hiC(ド)」を代表とするいくつかの曲は2017年6月現在も苦戦しています。サビ部分の「や~さしす~ぎた~、わ~かれの~ことばが」「ま~だどこ~かで~、お~もいで~のな~かの」がとても歌いにくく、全く違う声質になります。

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曲調と歌詞の関係で、口を開き気味にして歌う必要があり、悪い意味で力むことができず、高域が出にくくなります。これをカバーしようとして喉の位置が上がり、本来あるべき位置から大幅にズレてしまうことで、喉が閉まり気味になり、息(呼吸)とバランスが保てなくなります。これを克服するには、喉が上がらないように抑え込みながら歌う必要がありますが、かなり歌い慣れている女性でも声質が若干変ってしまうことからすれば、そう簡単なことではないようです。

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2017年6月12日 (月)

6-1)音域の広がり方を振り返る

◆2016年10月某日

ミックスボイスにおける高域、低域が安定的に出ないという問題に悪戦苦闘していました。また、そんなに目立った高域、低域がないにも関わらず、変な声質になってしまう(主にサビのパート)があり、次の曲を自分の実力を表すバロメーターにすることにしました。声質については次回、あらためて詳しく説明します。

・サヨナラ言えなくて/mid2A(ラ)~hiC(ド)
・I want you/mid2A(ラ)~hiC(ド)
Just believe in love/mid1G(ソ)~hiC(ド)

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振り返れば裏声から始まり、音域を低域にシフトさせつつその幅を広げて行くことを意識してトレーニングをしていました。原曲キーを目指す前は「高域で歌うこと」に憧れを持っていましたが、いざ歌ってみると声に芯がなく上ずったような声になり、気持ちの良いものではありませんでした。「4-5)高域と低域のバランス②」で書いた通り、ミックスボイスにはベストポイントがあり、そこを起点に声を出す必要がありますが、この頃は裏声に比較的近い喉の領域で歌っており、これが上ずった声の正体でした。

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