05.実践編_ミックスボイスを全開

2017年5月29日 (月)

5-6)まとめ

◆当時を振り返って

声に張りと響きを求めると今まで出せていた高域が出なくなり、また、mid1F(ファ)付近の低域は全く出せない状態でした。高域よりも低域の方が深刻で、高域のように多少力めば何とかなるものではなく、声を押し殺すような柔らかな息が必要になります。今(2017年5月現在)でも低域は完全に克服できておらず、高域よりも苦戦しています

「高域が出なくなった」のは問題なのですが、これはこれで必要なことなんです。ミックスボイスは低域だけでなく、もうひとつ弱点があります。ミックスボイスで高域をカバー出来過ぎると裏声が出せません。出せないと言うより、ミックスボイスで出そうとする力が働き、裏声のような力みがない声が出せません。もともと裏声からミックスボイスに移行してきたはずなのに、その裏声が出ないというのも奇妙な話なのですが、実際、今でも裏声はあまり上手く出せません。つまり、高域の幅が以前よりもはるかに広がったため、本来の裏声の領域がミックスボイスに置き換わっています。そのため、ミックスボイスの幅を無限に広げるのではなく、ある程度限界を持たせる必要があることが分かり始めました。

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2017年5月10日 (水)

5-5)成果はやや停滞気味

◆2016年9月某日

全曲ミックスボイスで歌うようになってからは、地声で歌うことはなくなりましたが、時々、男性曲を鼻歌程度で歌ってみると結構、声が出ていることに気付きました。男性曲で意識的にトレーニングしたことはありませんから、これもミックスボイスのひとつの効果だと思っています。
さて、ここ数週間はあまり進歩がなく、成果としては停滞気味でした。相変わらず低音mid1F(ファ)付近の音は全くと言っていいほど声が出せません。極端に意識すると地声のmid1F(ファ)が出てしまい、同じ音程のはずなのにものすごく低音に聞こえます。ミックスボイスで歌っている時は、女性が歌っているように聞こえるため、急に地声が混じると、周りで聞いている人はおそらくビックリしていると思います。

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声質そのものは、少しづつですが「声の張りと響き」が加わるようになっています。声に低音成分を混ぜるために、ハスキーボイスを意識した発声を行い、腹の底から息を出すことを心掛けました。

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2017年4月26日 (水)

5-4)歌いやすい曲と歌いにくい曲

◆2016年9月某日

この日もトレーニング中に声の抜けが変わり、ある程度歌い続けると、喉の状態が活性化してくるようでした。高域をあまり力み無く出すことができ、声にも張りや響きがより加わるようにもなりました。逆に、活性化する前は、高域や低域は意識してもなかなか安定的に出せません。ゴルフで例えると、活性化前はホールインワンを狙っても全くカップ(狙う音)に入らないのに、活性化するとかなりの確立でカップに入ります。これは、曲調や歌詞よっても大きく差が出ます。

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自分が歌っている曲で、特に最高音が出しにくい曲:「少女の頃に戻ったみたいに」mid2A(ラ)~hiD(レ)

この曲の歌詞の「幼い 少女の頃に戻ったみたいに」の“も_どった”の「ど」や「私をそっと」の“私を_そっと”の「そ」が最高音hiD(レ)ですが「ど」や「そ」の前に少し間があるため、この状態から一気にhiD(レ)を出すことが大変難しく、かなり歌いこなせるようになった2017年4月現在でも、この最高音が出せたのが1度しかありません。もちろん、hiD(レ)自体が出せないわけではありませんが、それなりの実力が伴っていないと、曲調や歌詞によって同じ音でも出せたり、出せなかったりします。

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2017年4月18日 (火)

5-3)声質について改めて考える

◆2016年9月某日

私がトレーニングしているのは、男性でありながら女性の音域mid1F(ファ)~hiD(レ)をミックスボイスで出すことです。一般的にhiA(ラ)未満は男性の地声でも出せますのでhiA(ラ)未満は地声、hiA(ラ)以上はミックスボイスを使うことは理論上可能です。ですが、女性曲の場合、hiA(ラ)以上の音が当たり前のように含まれているため、テンポの早い歌で地声とミックスボイスを高速で切り換えるのは至難の業です。
特に、低域になればなるほど地声とミックスボイスでは声質がかなり異なるため、女性曲を地声とミックスボイスで歌うと、音程は合っているのに、かなり高低差がある歌い方に聞こえます。従って、女性曲を原曲キーで歌うには、必然的にミックスボイスを選択するしか手はありません。もちろん、mid1F(ファ)~hiD(レ)を地声で歌えないわけではありませんが、非常に苦しい歌い方になり、よほどの人ではない限り、現実的には無理です。
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そのために、一般的に言われる「高域を歌いこなすためのミックスボイス」だけに留めるわけにもいかず、ミックスボイスが不得意とする低域までその幅を広げるトレーニングをしています。ミックスボイスで低域までカバーできると、女性の声に非常に近くなり、ある意味、「ミックスボイスという擬似的な女性の地声」を手に入れることが可能です。

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2017年3月14日 (火)

5-2)初めて声の抜けを体験

◆2016年8月某日

裏声ベースのミックスボイスを改善するために、低域成分を混ぜることを意識してトレーニングしました。低域を混ぜるといったところで、特にテクニックがあるわけでもなく、イメージと試行錯誤の世界です。これをこうしたら低域が出る・・・というような論理的なものではなく、どうしたら低域が混ざるのかを歌いながら探りました
高域は声質の改善に伴い、出難くなっていましたが、それでも歌い切れないわけではありません。ただ、表現は難しいのですが、“音を置きに行く”ようなぎこちない歌い方になり、高音は出せても「なにかスッキリしない」感がありました。

この日、いつもの通り、ひとりカラオケでトレーニングを始めたのですが、15曲程度歌い終えた後から、急に声の通りが良くなりました。声の通りが良くなるとは、高音を出したいという要求に対して、喉と息が応えてくれた状態です。また、裏声のようにか細い声ではなく、それなりに腹の底から出ているような声で、息を出すための長い気道路が確保され、声が息に乗ってストレスなく吐き出される感じです。その気持ちよさは半端なものではありません。
声は不思議なもので「高音を出さなきゃ」とか「高音が近づいて来た」と思うだけでも、出難くなります。もちろん、都市伝説ではなく、構えてしまうことで喉を必要以上に緊張させてしまうことが原因です。

2017年2月26日 (日)

5-1)全曲ミックスボイスで歌う

◆2016年8月某日

今まで、自転車は裏声(途中からはミックスボイス)で、ひとりカラオケでは地声メイン(数曲ミックスボイス)で歌っていましたが、この日、カラオケで初めて全曲ミックスボイスで歌いました。裏声成分の減少と低域成分の増加により、比較的、歌唱として耐えられるレベルであると判断し、思い切って歌ってみました。ミックスボイスにおける声域が低域に広がりつつも、その反動で高域が狭くなってきた時期でもありました。
さて、ひとりカラオケに通いだして丁度1年が経過したこともあり、今までの軌跡を数字で振り返ってみたいと思います。

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比較する対象がないので、これが多いのか少ないのかは分かりません。ひとつ言えることは、この時点でようやく「原曲キーへの道」のスタート地点に立ったということです。つまりスタート地点に立つまでに1年、数字で見ると上表のようなトレーニング量が必要だったわけです。現在(2017年2月現在)の成果、進捗で考えると、ゴールは2017年8月頃、約2年あれば原曲キーで歌いこなせそうな雰囲気です。
この日から地声のトレーニングを止め、ミックスボイス一本に絞りました。高域が出難くなった関係で、多少喉に力が入るようになり、トレーニング後、今まであまり感じなかった喉への負担感がありました。当時はまだ、ミックスボイスは喉を中心に歌っていたためであり、しばらくは喉の負担感が続きました。

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