02.実践編_苦しさからの脱出

2016年10月27日 (木)

2-6)まとめ

◆当時を振り返って

VOICEトレーニングとはよく言ったもので、上達するにはこのトレーニングという言葉が似合います。日本語で言えば「鍛える」という言葉がピッタリで、別の表現をすれば「開発」されて行く感じです。具体的にどこがどう鍛えられたり、開発されているか表現し難いのですが、鍛えれば鍛えるほど、喉が強くなっていくのが分かります。もちろん、筋トレのように酷使していいわけではありませんが、ある程度、負荷を掛ける必要はあるでしょう。ですから、練習してテクニックを磨いたからではなく、鍛えた結果、高音が出るようになりました。ただ、個人差はあると思いますが、その成果が出るまではかなりの時間が必要です。

プロのトレーナーさんは、この辺りを無理なく効率的に教えてくれるのだと思いますが、私の場合は、ただ、歌うだけです。でも、その時々で課題を見つけ、それを解決しながら進んで行くことで現在に至っています。
現在、俗に言う「ミックスボイス 」で歌うことはできるのですが、ミックスボイスで歌えるようにトレーニングしたわけではありません。高音を楽に歌えるようにするために試行錯誤を繰り返した結果、それが「ミックスボイス」だったわけです。

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2016年10月23日 (日)

2-5)裏声で歌う

◆2016年1月某日

トレーニングの成果をあまり感じられない日々が続いていたものの、歌う楽しさをより感じていた時期でした。この頃から、好きだった中島美嘉さんの「雪の華」「ORION」を歌い始めました。両方共に、mid1G♭(ソ♭)~hiE♭(ミ♭)であり、最高音は女性曲の中でも比較的高音の部類で、次の通り、一部に裏声が使われています。

  

◆雪の華:「今年、最初の雪の華を」「甘えとか弱さじゃない」など  
◆ORION:「強い訳じゃないって君が」「この空に消えてかない様に」など

この曲はキー上げせずに、そのままオク下で歌えば最高音がmid2E♭(ミ♭)になります。最高音で考えると、トレーニング曲としては丁度良いのですが、最低音はlowG♭(ソ♭)でかなり低音になります。低音が出せない訳ではありませんが、これがオク下の弱点でもあり、やはり+2にしてからオク下で歌うことにしました。つまり、mid2A♭(ラ♭)~hiF(ファ)にしてから、mid1A♭(ラ♭)~mid2F(ファ)で歌いました。

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例えば、雪の華だと「今年、最初の雪の華を」の「雪のは」からキーが上がり始めて「なを~」で裏声になります。今まで裏声で歌った経験はありませんから、まともには歌えないと思っていたのですが、案外、スムースに裏声を出すことができました。裏声になる直前の「雪のは」は結構苦しいものがありましたが、実はこの苦しさがあってこその裏声であり、「雪のは」を苦しくても踏ん張ることで、その解放が裏声へと繋がることを実感しました。この裏声で歌う感覚と裏声に変わる直前までの踏ん張りが今後大きな影響をもたらすことになりました。

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2016年10月17日 (月)

2-4)初めての挫折感

◆2015年12月某日

目標値を決めたものの、高音の苦しさは相変わらずで、トレーニング開始当初から比較しても特に大きな変化はありませんでした。そのため、この頃は「やっぱりダメか」と初めて挫折感を味わった時期でもあり、何度も「止めよう」とは思いました。でも、苦しいながら時々、歌い切ることができ、それが続けられる原動力となりました。
歌い切れた時は、「ようやく長いトンネルを抜けたか・・・」と思っていましたが、その後も歌い切れたり、歌い切れなかったりの繰り返しの日々がしばらく続きました。

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基本的に毎週金曜日を「カラオケの日」と決めて、8月から週1ペースでひとりカラオケに通いました。一回当たり約2時間ほど歌っていましたから、およそ21週×2時間=42時間程度のトレーニング量になります。でも、前述したように上達した感はありませんでした。また、この頃は「どうしたら高い声が出せるのか」をネットで調べることも多く、色々な意味で迷走していました。そんな中、とある歌との出会いによって、最初の転機が訪れました。

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2016年10月11日 (火)

2-3)目標値を決める

◆2015年9月某日

課題が決まったので、次に目標値を決めました。こうすることで、トレーニングの成果を感覚的なものではなく具体化できる上、成長度合いも把握できます。
カラオケ「LIVE DAM」には、歌い終わった後に、その音域で歌えたかどうかを判定してくれる便利な機能があります(例:精密採点DX)これを使わない手はありません。設定された音域で歌えた場合は「白」で表示され、歌えなかった場合は「赤と×印」で表示されます。右の写真はその音域で歌えていますが、左の写真はhiB(シ)~hiD(レ)が歌えていません。

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では、具体的に目標値の設定についてお話します。例えば「Time goes by」を+2にすると、mid2D(レ)~hiE♭(ミ♭)になり、これが音域表示されます。これをオク下mid1D(レ)~mid2E♭(ミ♭)で歌い切れれば、下図のようになります。
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つまり、最高音はmid2E♭(ミ♭)になればいいので、それ以上の表示が「赤と×印」になっていても問題ありません。逆に言えば、mid2E♭(ミ♭)が最高音の目標値になり、それを把握できる手段がこの音域判定機能です。しばらくは色々なアーティストの歌を+2にして、歌い切れるようにトレーニングを続けました。

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2016年10月 9日 (日)

2-2)キー上げオク下に初挑戦

◆2015年9月某日

オク下で何とか歌えるようになり、「キー上げオク下 」に挑戦しようと、まずは、+2にしてみました。、例えば「Time goes by」を+2にするとmid2D(レ)~hiE♭(ミ♭)になり、これをオク下で歌うとmid1D(レ)~mid2E♭(ミ♭)になります。キー上げなしのオク下の最高音はmid2D♭(レ♭)でしたから、さほどキーが高くなった印象はないと思いますが、周波数的には約40Hz上がっています。
さて、歌ってみた結果・・・苦しくて歌えません。最高音が出ないのはもちろん、キーが高くなったことで曲全体の平均音が上がり、サビの手前ですでに息切れでした。
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力任せに声を張り上げようとすればするほど息が続かなくなり、「息切れ=声が全く出ない」状態になります。男性曲を歌うとこうなっていましたから、当然と言えば当然の結果です。
色々、ネットで調べていると、「力みで喉が上がり、気道を塞いでしまう」ということが分かりました。確かに、声が出ない苦しさを、さらに大きな声でカバーしようと全身に力をこめていたと思います。でも、これで、ようやくスタートラインに立ったとも言え、最初の課題はこの「苦しさからの脱出」に決めました。

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2016年10月 5日 (水)

2-1)まずは歌い慣れる

◆2015年8月某日

ひとりカラオケ「快活CLUB 」に通い始めた頃、「Every Little Thing」をオク下で歌っていました。例えば「Time goes by」の音域は、mid2C(ド)~hiD♭(レ♭)であり、これをオク下で歌うと、mid1C(ド)~mid2D♭(レ♭)になります。当初は、オク下でも結構きついくらいでしたが、歌い慣れてくるとオク下でそこそこ歌えるようになりました。
極端に言えば、数十年振りのカラオケでしたから、まずは声を出すことに慣れることから始めました。従って、トレーニングと呼べることは特にしていませんが、当時、色々と参考にさせてもらったのが下の「GOLD VOICE GYM」です。

  

ただ、オク下に慣れてくると、高音への憧れが出始め「どうしたら高音が出せるのか」を、ネットで検索する日々でした。実はこの時に、「オク下」という言葉を知り、同時に「キー上げオク下」というテクニックも知りました。また、地声やミックスボイスなどの言葉を知ったのもこの頃でした。

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