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2020年5月

2020年5月19日 (火)

13-1)顎の力は重りの役目

◆2017年12月某日

ゴールを2018年3月頃と定め、トレーニングに励んでいる時期でした。ゴールを定めることにしたのは、それなりに実力が伴ってきたと判断したからです。しかしこれが大きな間違いであったことに数か月後に気付くことになります。

さて、「13-5)絞めるのでなく抑え込む」 で記事にした通り、歌唱において顎の役目は重要です。当初、喉を上がらなくするには、上がる力を抑え込む力が必要と考え、それをトレーニングによって鍛えるものだと考えていました。この考えは決して間違いではなく、トレーニングの過程では、喉や首回りを力ませ抑え込んでいました。ただ、そうすることによって鍛えられるのは、結果的に顎の付け根の筋肉です。

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その筋肉が鍛えられると、顎自体が喉を抑え込む「重り」の役目となり、喉を上げようにも上がらない構造になります。この時、顎は脱力しており、ほぼ力みは発生していません。また、高域を出すために多少力みを加えたとしても、顎が喉の上りを抑え込むだけではなく、同時に喉を下げるような力が働きます。何とも不思議な表現ですがそんな感覚です。だからこそ、“喉が上がらない構造”になっているわけです。
別の表現をすれば、喉を上げようとする力と押し戻そうとする力が同時に働いて打ち消し合い、脱力しているように感じます。繰り返しますが、これらを実現するのが、トレーニングによって鍛えられる顎の付け根の筋肉です。実際、手で触ってみると異様に盛り上がっているのが分かります。喉が上がらなくなると、ムダなエネルギーを使わずに済むため、歌唱が飛躍的に改善します。

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