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2019年12月

2019年12月 8日 (日)

12-2)相反する力の制御

◆2017年10月某日

長い低迷期を抜け、調子が上向きになってきた時期でした。さて、この頃、「6-1)音域の広がり方を振り返る」「6-2)声質は実力のバロメーター」で記事にした声質がおかしくなる現象に、ようやく改善の兆しが見え始めてきました。また、なぜそうなってしまうのか、そのメカニズムも分かってきました。

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当時、ミックスボイスの最大の弱点は喉の「力み」でした。喉にかなりのパワーを与え、絞り出すような感じで歌うと、力みは外から内に向かって働きます。
一方、声質が変わる部分の歌詞は「やァさァしィすゥぎィたァ」と、母音が「ア」になる言葉を多く含んでいます。「あ」は口を開き気味に発声するため、言わば内から外に向けた力が働きます。そのため、相反する力が喉に働き、上手く発声することが困難になります。高域でなければそれほど影響はありませんが、最高音に近い音域が長く続くと、力みが最高潮に達しているため、かなり影響を受けてしまいます。また、「あ」だけではなく「う」と「お」も同じようなことが言えます。
現在(2019年12月)は大幅に改善が進み、影響をあまり受けなくなっています。改善するには喉や顎などを鍛え、力みそのものを無くすことです。逆に言えば、声質がおかしくなるのは、発声に必要な部分が鍛えられていないからです。

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