ホタル通信 No.625
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.799 犬の目線
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性
この小説に登場する老犬は、随分前に虹の橋を渡りました。冬のホタルにしては数少ないワンちゃんが登場する話です。
ですが、ワンちゃんではなく、私の目線が話の主軸です。実話度が表している通り、概ね事実でラストが少し異なります。
さて、老犬だけに散歩と言えど休憩が多めで、その度に友人とワンちゃんの「行くよ」「行かないよ」の攻防が繰り広げられていました。
私もそれに乗じて休憩タイムに入っていましたが、ふと周りに目をやると、そこには普段では気付かない風景が広がっていました。大人になってからというもの、道端で腰を下ろすことはまれで、だからこそ目線の違いが新鮮に感じられました。
悪く言えば、いつも上から目線だったわけです。別に見下しているわけではないものの、足元に広がる様々な世界に気付かずに過ごしていた自分が居ました。たったこれだけの出来事なのに、気持ちが大きく動き出したことを覚えています。そもそも、それを期待しての散歩のお誘いだったかもしれません。













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