カテゴリー「(105)通信No.501~600」の84件の記事

ホタル通信 No.588

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.695 ショートカット
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性

実話度が表す通り、ほぼ事実です。まぁ、実家周辺のことを書いているので必然的にそうなりますよねw

さて、タイトルにもなっているショートカットの畑の脇道は今でも存在しています。ただ、ここを通ったとしても本来の道との差はほんのわずかです。実はショートカットしていた頃は玄関の位置がショートカットする側に近く、本来の道からは遠かったために、これが有効でした。
ところが、高校生の頃に家を建て替えた時に玄関の位置が変わり、ショートカットしても本来の道を通ってもほぼ変わらなくなりました。

ただ、何となく得した気分になれると言いますか、子供心に戻れると言いますか、つい、実家に帰った時にやってしまいました。前述した通り、脇道はあるにはあるのですが、畑自体はもう作物は作っておらず荒れた状態になっています。これはこれで寂しいもので時の流れを感じずには居られません。実家の場所は袋小路になっており、抜け道として使われることもなく、通る車も人もご近所さんだけです。

ほんと何にもない実家ですが、言い換えればとても静かな場所で空気も澄んでいます。このホタル通信を書いている時に、不意に襲ってくるノスタルジア・・・思いは尽きません。
Jt588
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ホタル通信 No.587

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.549 犬の遠吠え
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

自分でいうのもなんですが、多分、勢いだけで作った小説のようですね。何とも散らかった小説で、読むのに苦労します。

前半はほぼ事実であるため、それがかえって混乱を招くような感じです。当ブログの特徴としてあえて詳しい描写をしない無責任な展開が多く、これもそのひとつです。現場を見ている作者が、脚色もせずそのまま文字にしてしまうために読者の置いてきぼり感は半端ありません。

小説のきっかけは覚えていませんが、おそらくタイトルにもなっている犬の遠吠えが印象に残ったためだと推測します。珍しくはありませんが、頻繁に目にするものでもありません。
その犬の遠吠えをそのままテーマにするのではなく、作者自身が遠吠えの意味を調べたことで「あっ!」と思い、こんな話になったのではないでしょうかwそんなこんなが、冒頭に書いた通り、まとまりがない散らかった感に繋がっていると思います。

何度も書いていますが、何でも恋愛に結び付けてしまう悪い見本の小説ですが、それはそれで当ブログの味でもあります。
Jt587
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ホタル通信 No.586

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.653 節目のとき~それから~
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

タイトルを見て、思い浮かべていた内容ではないことが分かり少し驚きました。

タイトルはそれほど拘りなく付けているのですが“節目のとき”というほどですから、もう少し気の利いた話かと思いきや、何とも言い難い内容になっています。
実は“身近な物が壊れる”という話は書いており、次々と壊れて行く様に一時は恐怖すら覚えていたのですが、ネット情報によれば悪い前兆ではないことを知って一応の安堵を得ました。まぁ、科学的な根拠は何もないですがw

その“壊れる”現象と人間関係・・・恋愛に結び付けたわけです。冬のホタルではお馴染みの手法で、読み返してみるとちょっと恥ずかしくなるくらいです。ただ、実際に関係が壊れるのは些細なことからであり、気付かない内に、それが進んで行きます。「蟻の穴から堤も崩れる」と言うことわざが適切かどうか分かりませんが、事の発端はいつも蟻の穴ほどの小さな出来事だと思いました。

実話度は高くないですが、これと似た経験は何度もしてきました。崩れる前に持ち直したこともあれば、そのまま崩れ落ちてしまったことも。
Jt586
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ホタル通信 No.584

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.643 心にシール
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性

ラベルの話ですが、あえて隠す必要はありませんが、いわゆる「テ」から始まるあの製品のことです。

本当は後半のことだけを書きたかったのですが、話の入り方が分からずに無理やり別のラベルから入ったような記憶があります。とは言え前半の話も全くの創作ではなく、実際、仕事で使っていました。
今も売っているのかは定かではありませんが、当時、文字を印刷することは一般家庭では無理でした。加えて、音楽と言えばカセットテープが主流だったわけですから、そのオシャレ感を求めて、転写シールを使っていました。

ただ、結構大変だった記憶があります。もちろん、転写する作業も大変でしたが、一文字一文字、転写するわけですから、一列に文字を綺麗に並べることが至難の業でした。特に曲名が長いとそれはもう大変でした。でも、当時は楽しんでいましたね。苦労したからこその喜びもあるし、何よりもオシャレでしたから。もちろん、手書きは手書きで味がありますが、それなりに背伸びしたい年頃ということも相まって一時ハマっていました。

時は流れ、CDさえ過去の遺物になりそうな現代において、何とも贅沢な時間を過ごさせてもらいましたw
Jt584
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ホタル通信 No.583

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.642 工事のおじさん
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性

小説のタイトルを見た時、「こんな小説、書いたっけ?」と思いました。でも、読み返してみると鮮明に思い出しました。

皆さんも経験したことがあると思いますが、工事中の道路で誘導してくれる人・・・おじさんと決めつけるわけではありませんが、一般的なイメージでおじさんとさせていただきました。悪い意味ではなく、仕事ですから淡々と誘導すればそれで責任は果たしているわけです。こちらも、そこにそれ以上のものもそれ以下のものも求めてはいません。

そんな時、小説のようなおじさんと出会ったわけです。一期一会と言うのもおこがましいくらいの、ただすれ違うだけの存在の私たちに、申し訳なさそうに頭を下げてくれるおじさん・・・印象に残らないわけはありません。仕事に真摯に向き合っていると言えばそれまでですが、それなら安全に誘導すれば事足りています。それ以上のことを意識的にしていると言うより、人格そのものがそうさせているのだと感じました。

一期一会もおこがましい・・・と前述しましたが、私たちにとってはそれ以上の出会いでした。
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ホタル通信 No.581

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No543 彼の家
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

この小説は事実と創作が入り乱れた形式になっており、事実に基づいて話が進みつつ、創作が随所に散りばめられています。

それともうひとつ、小説では彼女が彼の家を・・・となっていますが、これが事実か創作か考えながら読んでみるのも面白いですよ。つまり、小説上の私(女性)は作者なのか、あるいは彼が作者なのか・・・。
さて、最寄駅から見える彼の家は事実であり、電車に乗っている時に「あれが僕の家だよ」と教えてもらいました。その時は「そうなんだ~」程度しか考えていませんでしたが、それが後々尾を引いて知りたくなる衝動に駆られるとは思いませんでした。もちろん、そこに未練があるとかないとか、そんなことではありません。単なる好奇心に過ぎません。

今でもたまにその最寄駅を通ることがあり、その都度、遠くを見ているのですが、当時とは見える景色が少し違っているように感じます。
尚、彼が独身だという情報が出てきますが、これについては創作で、何の情報も持ち合わせていません。

青春時代と言いますか、それこそ遠い昔の思い出です。ただ、そんな思いにふけてみたい、そんな夜もあるでしょう、大人になればなるほど。
Jt581
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ホタル通信 No.580

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.692 息苦しい
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

話の主軸である猫の話は本当です。ただ、経験上、そうだったということであり、実際にこのような会話が交わされたわけではありません。

さて、この小説、一言で表せば神秘的な話で進んでいるかと思わせながらラストでいきなりコメディで終わります。こんなパターンは何度か作ってはいますが、ラスト1行だけ・・・というのは初めてかもしれません。
ネコって、私が寝ている時に胸の上に乗ってきたり、脚と脚の間のくぼみにスッポリと収まっている時もあります。なんでわざわざ・・・と言いたくなることもありますが、そこがまた可愛いくて、そのまま朝を迎えてしまいます。

ところで神秘的な部分ですが、これについては創作なので、実際に起こったり、夢を見たり・・・ということはありません。ただ、別の夢なら見たことがあります。まぁ、夢ですから、そんなこともあるでしょうね。
前述したように、神秘的でちょっと胸が熱くなりそうな話と見せかけて、その正体は彼の足だったというオチで結構お気に入りの小説のひとつです。

随分昔に旅立ってしまったネコですが、今でも思い出すことがあります。だって、夢の中に ・・・w
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ホタル通信 No.579

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.685 同じ匂い
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性

もはや定番中の定番である恋愛を絡めた小説ですね。さらに匂いをテーマにしており、これもかなり定番と言えます。

なぜ、匂いがテーマになりやすいのか・・・自分自身で分析するとこうだと考えています。匂いは記憶と結びつきやすと。現実的には視覚や聴覚情報の方が記憶には残りやすいとは思っています。ですが、匂いと言うかなり不確かな情報であっても、ちゃんと脳は覚えており、不確かゆえ、思い出した時のインパクトは大きなものがあります。

この小説はそこまでは行きませんが、匂いを軸にちょっとだけ、色気がある話に仕上げています。ただ、舞台は学校ですから、まぁ、青春の1ページのようなさわやか系です。小説では、同じクラスになって1年も経つのに、彼とまともに話したことがない・・・でも、不思議と彼と話したくなった。実はこれ、適当に作っているわけではなく、実はある意味を持たせています。なぜ、急に彼に惹かれたか、その答えも匂いにあります。

今朝、香った匂いが教室の中でも微かにする・・・その香りをたどると・・・みたいな感じですね。同じ感覚を持った同士がくっつかないわけはないでしょうw
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ホタル通信 No.578

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.669 時代は変われど
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

書いていること自体は事実なんですが、経験してきた歴史を書いただけなので、実話度はかなり低めに設定しています。

さて、この手の小説は時々登場します。「誰の」とか「何の」ことを言っているのか・・・。それでも最後の最後でその正体を明かしたり、小説のタイトルが答えだったりすることもあります。そんな中にあってもこの小説はその答えを明かしていません。
別に隠す意図はないのですが、「読み手の想像や経験にお任せしたい」という想いで、あえて答えは伏せています。ヒントを言えばあるバンドの女性ボーカルです。バンドと言ってもちょっと特殊な感じです。分かる人はこれだけでも答えを導けると思います。

随分と前置きが長くなりましたが、そんな彼女の歌声は時代が変われど、“物”が変われど色褪せない・・・と言いたいのがこの小説です。特段、ファンではなかったのですが、その歌声に魅了されていました。実はその彼女のことを書いた小説を少なくてももうひとつ作っているのですが、話が多すぎて探せずにいますw

全体的に過去形の小説です。それが何を意味しているのか・・・。実はこれも彼女を特定する大きなヒントなんですよ。
Jt578
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ホタル通信 No.577

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.604 道すがら
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性

実話度はゼロです。タイトルである「道すがら」というフレーズだけで小説を作りました。

とは言え、「道すがら」自体は何かきっかけがあって出てきたフレーズだったと思います。さすがに適当に言葉を選んだわけではありません。ただ、それが何だったかは覚えていません。さて、この話、読み返してもイマイチ何を言いたいのか分かりませんし、なぜ、バーベキュー会場に行く道すがらだったのか・・・創作と言えども謎です。自分で作っておきながら。

多分、それこそ道すがら何かを感じて、その感じた道すがらを題材にしたんでしょうね。あらためてそう分析しています。実は小説のネタは通勤や散歩中に感じることが多く、よほど何かを感じたんだと思います。それをいつもの恋愛系に結び付けて、ちょっとコミカルタッチに仕上げました。まぁ、ほぼ創作なので話自体には思い入れはありませんが、感じるものはあります。

道すがら・・・あらためて口に出してみると、何とも言えない不思議な感覚を覚えます。そこに様々な人生を感じずにはいられないからです。
Jt577
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