ホタル通信 No.545
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.696 余裕な発言
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性
まるでドラマのワンシーンのような発言が隣から飛び出してきました。イラっとしたと言うより、敗北感を味わったような。
普通・・・という言い方は好きではありませんが、普通、失恋したら、多かれ少なかれダメージはあるはずです。もちろん、それをものともせず、次の恋に・・・という人も少なくないでしょう。でも、この方はそのどちらとも言えない、何とも余裕と言いましょうか・・・だからこそ、小説のタイトルにもなり得ました。
「ひとりを楽しんでみようかな?」このセリフにどんな意味が含まれているか分かりますよね?
単純に考えれば、常に誰かとお付き合いしていることをかなり上から目線で言ったものでしょう。ただ、となりで話の流れを聞き、雰囲気を感じていた私には、少し違ったように聞こえました。
多分、この方、恋愛にそれほど関心がないようでした。口悪く言えば、人を本気で愛したことがないような・・・。形だけの恋愛に疲れ、だからひとりを楽しみたいという発言に繋がったように思えてなりません。
ただ、いずれにせよ、私にとっては羨ましい話です。私は私でこんなセリフを言ってみたいですね。 「ひとりに飽きたから、誰か作ろうかな?」なんてねw
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