ホタル通信 No.588
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.695 ショートカット
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性
実話度が表す通り、ほぼ事実です。まぁ、実家周辺のことを書いているので必然的にそうなりますよねw
さて、タイトルにもなっているショートカットの畑の脇道は今でも存在しています。ただ、ここを通ったとしても本来の道との差はほんのわずかです。実はショートカットしていた頃は玄関の位置がショートカットする側に近く、本来の道からは遠かったために、これが有効でした。
ところが、高校生の頃に家を建て替えた時に玄関の位置が変わり、ショートカットしても本来の道を通ってもほぼ変わらなくなりました。
ただ、何となく得した気分になれると言いますか、子供心に戻れると言いますか、つい、実家に帰った時にやってしまいました。前述した通り、脇道はあるにはあるのですが、畑自体はもう作物は作っておらず荒れた状態になっています。これはこれで寂しいもので時の流れを感じずには居られません。実家の場所は袋小路になっており、抜け道として使われることもなく、通る車も人もご近所さんだけです。
ほんと何にもない実家ですが、言い換えればとても静かな場所で空気も澄んでいます。このホタル通信を書いている時に、不意に襲ってくるノスタルジア・・・思いは尽きません。
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