カテゴリー「(103)通信No.301~400」の100件の記事

ホタル通信 No.400

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.496 EACH TIME
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

冬のホタルは超短編を売りにしていますが、その中でも特に短い小説ですね。ホタル通信を書くにあたり、読み返して気付きました。

実話度は低めですが、その昔、小説のようにレコードを借りたことがありました。仮に、レコードの発売時期に対して、リアルタイムでこれが行われていたら・・・作者の年齢がバレてしまいそうですがそのあたりの解釈は読者にお任せします。

さて、EACH TIMEというアルバム、リンクは付けませんが、良ければ検索してみて下さい。小説の内容がより身近に感じられます。
楽曲の雰囲気は、山下達郎さんのような感じですが、唯一無二の存在感が半端ありません。
男性に透明感という言葉は似合わないかもしれませんが、独特の声質も手伝ってそう感じています。

後半は時が流れ、ダビングしたカセットテープを見つけるところから始まります。
再生する装置がない・・・となると、時代は一気に“現在”に飛んでいることになりますね。再生措置を求めて実家にラジカセがないかを確認したら・・・あるものが見つかって、無事オチを迎えます。
何が見つかったか分かりますか?答えは“EACH TIME”のレコードに他なりません。つまり、返していなかったわけです。
ただ、自分の名誉のために言っておけば、この部分は創作であり、キチンとお返ししていますので。
T400
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ホタル通信 No.399

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.421 名誉の傷
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

実は肝心な部分を脚色しています。筆箱を投げつけられたのではなく、実際はもっと痛い思いをしました。

この話は彼の話ですので、ややこしいですが、あたかも私がそれを体験したかのような口調で進めて行きますね。
まず、全体的な流れはほぼ事実です。ただ、前述したように、筆箱を投げつけられたのではなく、鉛筆を頭に刺されました(笑)
鉛筆が短かったので、キャップを取り付けて握りやすくしていた・・・そんな状態の鉛筆でした。銀色の金属製のキャップがキラリと光っていたことを今でも覚えています。
ただ、刺されたと言っても、突き刺さったわけではなく、刺したと同時に芯が折れ、大した傷にはなりませんでした。

小説の通り、自分よりも相手の女子がビックリして・・・今でも申し訳ないと思っています。もちろん悪気はなく、反射的に手が出てしまったのでしょう。何よりも原因を作ったのは私なのだから。
ラスト付近で、その女子が転校したことになっていますが、この部分は少し記憶が曖昧です。
転校したような記憶があるのですが、ハッキリとは覚えていません。
ただ、展開とラストのオチを考えた時、転校してもらった方がしっくりくるので、そうしてもらいました。

この記事をその人が見る可能性はほぼゼロでしょうが、あらためて「ごめんなさい」と言わせて下さい。
T399 
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ホタル通信 No.398

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.456 ちらし配り
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:男性

今まで何度も思ったことですが、小説ネタに苦労しているというか着眼点が独創的というか・・・。

実話度は高めで、後半を除けば概ね書いてあることは事実です。
小説のきっかけがチラシであることは間違いないのですが、それよりも、それを配っていた人の印象の方が強く残りました。
確かにチラシはウザイのですが、配っている人に罪はなく、逆にキチンと仕事をしているからこそ郵便受けがチラシで溢れ返ってしまいます。
今でも、配っている最中に出くわすことが時々あり、微妙な空気の中、チラシや郵便物を回収しています。

冒頭に書いたように、こんなことまで小説にするとは、我ながら笑ってしまうほどです。
冬のホタルはこのような、“エピソードにも満たない小さな事実”を見つけて小説“風”に仕上げています。質はさておき、独創的な着眼点なら、他の方々にも負けていないとは思います。

ラスト付近はほぼ創作です。
ありがちですが、数年後に結婚したという設定です。あれほどウザかったチラシが役に立った・・・ということでしょうね。
T398
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ホタル通信 No.397

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.468 雨宿り
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

あえて書けば、実際の登場人物は男と女・・・男子と女子でした。作者はこのどちらかです。

では、小説上の私(女性)として話を進めて行きますね。実話度が示す通り、比較的、事実に基づいた小説です。特に後半の「照れ隠しの行動」の部分は、それを色濃く表しています。
振り返れば、雨の日もその男子と会っていた・・・というより、会える日が限られていたので、その日がたまたま雨だった・・・が正解です。

小説と異なる部分は、照れ隠しをしていたのは、彼の方でした。
ただ、作者はどちらかですから、もし、作者が男性なら照れ隠しをしていたことを懐かしみながらこの記事を書いていることになりますね。
混乱させることを書いて申し訳ございませんが、作者の性別や年齢を想像しながら読むのも冬のホタルの醍醐味です。前にも書きましたが、今現在、学生ではありませんので。

ラストはややコミカルに終わらせてみました。
もしかしたらこの小説を書くこと自体、照れ臭かったので、それを誤魔化す意味で、コミカルにしたのかもしれません。
T397
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ホタル通信 No.396

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.436 彼女が残したもの
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:男性

心の声・・・つまり内面的な部分については実話です。とある人との別れから4年が経過していました。

別れとは言っても付き合っていたわけではありません。知り合いと言った表現が適切かもしれません。ある側面では深く、違う側面では浅い・・・冬のホタルではお馴染みの“あの人”です。
小説では、アレコレと想い出を語るのではなく、“そんなことがあった”程度に表面化させています。
話の主軸はそこにあるのですが、そこに花粉症を被せて物語を展開させています。

作者自身は、クヨクヨするタイプなのですが、小説までそうさせたいとは思っていません。そのため、その裏返し的なものとして花粉症を持ち出し、ユーモアがある展開にしてみました。
小説では彼女が、僕の心の声に気付いているような感じで話を進めています。でも、あえてそこには触れずに、花粉症のままでラストを迎えます。

記憶は定かではないですが、ラストは考えた上で出てきたものではなく、登場人物たちが自ら作り上げた結末です。
これは冬のホタル独特の手法で「この流れで彼ならどうするか」という登場人物目線で、彼らに結末を委ねています。
T396
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ホタル通信 No.395

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.419 フリージアの雨
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性

話のきっかけは何だったのでしょうか・・・思い出せません。ただシチュエーションは違えども、びしょ濡れになった経験が、ヒントになっていると思います。

ドラマで見掛ける雨に打たれるシーン・・・結構、インパクトがあります。見た目の悲壮感からくる感情移入も相当あるでしょう。
それを小説上の私が実演したような格好になりました。ただ実話度の通り、ほぼ創作です。
以前に、失恋とかそのようなものとは無関係で、急な雨に打たれたことがありました。かなり降っていたにも関わらず、何の根拠もなく、雨の中を走って帰路についた経験があります。

その時、想像以上にびしょ濡れになり、みっともない姿をさらすはめになりました。
突然の雨とは言え、雨宿りするとか、今の時代、コンビニだってあります。なぜ、それらを選択しなかったのか・・・当時は当時で色々あったのかもしれませんね、他人事のようですが。

全体的に雰囲気は伝わるものの、読み難い文章ですね。それとタイトルは荻野目洋子さんのアルバム曲からいただきました。
T395
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ホタル通信 No.394

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.406 自分磨き
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

詳細は思い出せませんが、“何か”を狙った商業的な匂いがプンプンしますね。

話の主軸である、自己研鑽の話は実話です。小説を書いた当時もそうですが、今でもそれを続けています。本来であれば、相当の知識が身に付いているはずですが、“続けている”だけで実力は当時のままです。
そもそも、英語の勉強の仕方が分かっていません。でも、欲だけは一人前にあり、空回りを繰り返しながら今に至っています。

冒頭、“何かを狙っている”と書きましたが、何だか分かりますか?
その答えですが、自己研鑽から磨くという言葉につなげ、磨くからメッキが剥がれる・・・といった所に行き着いたと思います。
つまり、“自己研鑽”と“メッキが剥がれる”の相性が良いことに気付き、後者を格言のように書くことを狙ったわけです。
多分、自己研鑽を主軸に書き始めたとき、何となくゴールというかオチが見えたんでしょうね。
それが分かると、“それに”なるように、“らしく”話を作り上げて行くわけですから、狙った感が強く出てきます。

まぁ、無難な小説とは思いますが、心には響きませんね。自分で言うのも何ですが。
T394
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ホタル通信 No.393

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.471 どかん
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

どかんは実在しており、それが無くなってしまったのも事実です。ただ、シチュエーションはかなり異なります。

まず、どかんがあった場所は、学校の近くではなく、家の近くでした。また、土手の下を貫通するかのような感じで、それが存在していました。
尚、貫通していると表現したものの、出口がどこにあるのかは分かりません。周囲の状況からすると出口はなく、先細りしながら地中に消えてしまっているような感じでした。
従って、中は真っ暗で、さすがにわんぱくだった私でも躊躇するような状況でした。

学校を舞台にしたのは、物語の進行がスムースに行くと考えたからです。冬のホタルは唐突に話が始まることが多いものの、あまりにも“どかん”の存在は非日常すぎます。
そのため、唐突に登場してもさほど違和感がない、子供の頃の想い出とすることにしました。

どかんがあった場所は、今は道路に変わり、その周辺も開発が進み、昔とは一変しています。
あの真っ暗などかんの先はどうなっていたのでしょうか?今でも謎のままです。
T393  
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ホタル通信 No.392

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.498 つなぐ
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:男性

青臭い青春ドラマのようですが、実話度は高めです。このようなことが実際に起こりました。

実際は、一走目と二走目の間でバトンパスが途絶え、三走目とアンカーが立ちすくむ結果となりました。話の展開上、アンカーのみ、走れなかったことにして、喪失感を演出してみました。
今でも鮮明に覚えています。帰りの電車は、ある意味、地獄でしたね。本来、結果が良くても悪くても盛り上がるはずの大会でしたが、こんな結末を迎えるとは誰も想像していませんでした。

確かに、いつでもその危険性はあったものの、練習することでリスクを最小限に抑えてきたつもりでしたが、悪夢としか言いようがありませんでした。
この話は他人の出来事を描いたものではなく、紛れも無く作者の身に起こった出来事です。ちなみに私は、二走目だったのでバトンを貰い損ねた側でした。バトンを貰えず、受け渡しの範囲を超えてしまった時・・・脳裏に焼き付いて離れません。

尚、マネージャーは居なかったので、この部分に関しては全て創作です。
さて、突然ですが、ここで冬のホタルの秘密をひとつお話すると登場人物の組み合わせで、「男と男」は一度もありません。必ず「男と女」か「女と女」です。これが何を意味しているのか・・・。
T392
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ホタル通信 No.391

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.447 折れない心
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性

当ブログの準レギュラーとも言って良い、家庭菜園の話です。
今年も種まきの時期がやってきましたね。

強風が吹いたある日の朝、1本だけ根本から折れていました。
小説に書いた通り、シャープペンの芯のような細さですから、無理もありません。
小説では「今でも折れたまま」と、放置しているような書き方ですが、実際は“あて木”をしています。あて木と言っても、元が細いですから、爪楊枝をあて木の代わりにしました。
今にもちぎれそうな茎ですが、それでも成長を続ける姿に感動すら覚えました。
ただ、感動すら覚えた経験なのに、これが最後まで育ったのかはハッキリとは覚えていません。枯れてしまった記憶がないので、成長はしたと思うのですが・・・。

そんなこんなを自分と重ねてみました。
タイトルは“折れない心”にしていますが、小説のメッセージとして「折れても構わない、支えてもらえばいい」です。
強い風に吹かれて折れてしまってもそれで終わりじゃない・・当時の自分に言い聞かせたものです。
トマトの双葉に励まされるくらいですから、大した悩みではなかったのかもしれませんね。

今年はどんな話題を提供してくれるのやら・・・楽しみです。
T391
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