ホタル通信 No.100
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
特別編(前半)
2010年01月からスタートしたホタル通信もついに「No.100」を迎えました。
そこでひとつの区切りとして、「No.100」と「No.101」の2回に亘り、普段とは違った嗜好でホタル通信をお届けします
ブログを始めた頃は、いわゆる“小説のネタばらし”をする予定ではありませんでした。だからこそ、実話や実話をヒントにしたスタイルが定着して行きました。
100%の実話を書いたとしても、それは“書き手のみぞ知る”と言った具合です、でも、ちょっと待てよ・・・と。
これだと嘘のような本当の話であっても、読み手には何も伝わりません。そのため、読み手に「実話なの?」という一種のリアリティを提供する目的で、小説の裏側と共に実話度を紹介するようにしました。
ブログを立ち上げた理由はいくつかあるのですが、そのひとつに、“ある人の存在”が大きく影響しています。
今でもその人の影響を色濃く受けており、その際たる小説が“せいじゅうろうシリーズ”なんです。
この小説、自己満足も甚だしい、極めて意味不明な小説なのですが、一番ドラマティックに誕生したんですよ。
「No.07 せいじゅうろう」で初登場し、それ以降定期的に登場させています。
No.07は数字が表す通り、初期の作品で、何ともお恥ずかしい限りの出来栄えです
それはさておき、小説後半の中盤「何だよそれ・・・」以降は現時点から2年後の話になっています・・・ですが、2年前にこのような出来事があり、それを思い出して書いたのではありません。2年後の未来を描いています。
では、どうして未来を描いたのか
詳しくは「No.101」でお話させて頂きますが、二言三言で表現すれば、次のような感じでしょうか・・・。
『ひとつの恋が終わり、それを振り返るように小説を書いた。そして数年後、それを懐かしく思える瞬間があるだろう』・・・になる予定だったのですが、ここから先がドラマティックに誕生したと紹介させて頂いた理由になります。
ちなみに写真がうわさの“せいじゅうろうなんですよ。
(No.101へ続く)
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