[No.1346-1]懐かしい味
No.1346-1
登場人物
女性=牽引役
女性=相手
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「・・・ん?」
「どうしたの?」
どこかで味わったことがある。
このアイスコーヒー・・・。
「コーヒーだからでしょ?」
「ううん、違うの」
どこか懐かしい味がする。
昔、味わったことがある。
「それならお菓子とか?」
「コーヒー味の」
普通はそうなる。
でも、そうではない。
「何だろう・・・」
「味の記憶は確かにあるんだけど」
思う出せないのがもどかしい。
間違いなく昔、味わったことがある。
「このコーヒーって」
「苦みがなくて酸味が強いよね?」
友人が冷静に分析する。
その分析には私も同感だ。
「うん、私の好きな味」
「コーヒーのようでコーヒーじゃないような・・・」
少しチョコに似たような味だ。
やや薄めの・・・。
(No.1346-2へ続く)
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