[No.1341-2]消えた蛾
No.1341-2
「わぁー!」
思わず声に出てしまった。
「ちょっとやめてよ!」
「逃げられた!」
ソファーの隙間に入ったように見えた。
でも、待っても出てくるような気配がない。
「少しパタパタしてみたら」
「そ、そうだな」
殺さない程度にやさしくソファーを叩く。
でも、出てはこない。
「違うところに逃げたのかも」
「うそでしょ!?」
もちろん、このまま見逃すという選択肢もある。
けど、後々、出てきたらそれこそパニックになる。
「想像しただけで怖い・・・」
「だよな」
たかが、蛾が一匹。
されど、一匹だ。
「どうする?」
「どうすると言われても・・・」
もう少し探して、居なければ放置しよう。
それにしてもどこに行ったのやら・・・。
「出てきたら出てきたで」
「対処すればいいさ」
出来れば外に逃がしてあげたい。
| 固定リンク | 0
「(053)小説No.1326~1350」カテゴリの記事
- [No.1350-2]リンスインシャンプー(2026.02.15)
- [No.1350-1]リンスインシャンプー(2026.02.14)
- [No.1349-2]良いお年を(2026.02.11)
- [No.1349-1]良いお年を(2026.02.10)
- [No.1348-2]男女の差(2026.02.08)





コメント