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[No.1340-1]分かる人には分かる

No.1340-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
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「分かる人には分かるんだよな」
「なによ、もったいぶって」

昨日、外出した時にある会話を耳にした。
60代くらいの女性同士の会話だ。

「どんな話?」
「最初はキモいと思ってたんだってさ」

それが、段々と愛着がわいてきた・・・そんな話だ。

「キモい・・・愛着・・・」
「物なの?生き物なの?」

なかなか良い質問だ。
ただ、答えには困る。

「そうだな・・・」
「物と言えば物だし、生き物と言えば生き物」

どっちとも言えるし、どっちとも言えない。
強いて言えば架空の生き物だ。

「架空の生き物?」
「ドラゴンとか?」

ファンタジー好きの彼女らしい答えだ。
けど、それ以上に架空だ。

「じゃ、大ヒント!」
「あるキャラクターだよ」

特に今の時期、有名なキャラだ。

(No.1340-2へ続く)

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