[No.1320-2]降ってきたらどなたでも
No.1320-2
「でも、なんであそこに・・・」
「私たちのためじゃない?」
駅から会社までにはそこそこ距離がある。
だから誰かが置いてくれたんだ。
「都合よく考え過ぎじゃない?」
「この辺りに会社なんていくらでもあるじゃん」
根拠はない。
でも、なぜかそんな気がする。
「じゃあ、会社の誰かが?」
「かもしれない」
意外に傘は溜まる。
私もロッカーの中に4~5本入っている。
「ビニール傘だけど」
「分かる分かる」
急な雨で仕方なく傘を買う。
それが積もり積もって・・・のパターンだ。
「もしかして・・・やっかい払い?」
「その可能性はある」
捨てるのは忍びない。
だからと言って使いもしない。
「・・・・私も提供しようかな」
| 固定リンク | 0
「(052)小説No.1301~1325」カテゴリの記事
- [No.1325-2]駄菓子(2025.05.10)
- [No.1325-1]駄菓子(2025.05.09)
- [No.1324-2]甘かったこと(2025.05.08)
- [No.1324-1]甘かったこと(2025.05.07)
- [No.1323-2]桜咲く(2025.03.30)





コメント