[No.1315-2]無言の伝言
No.1315-2
「で、入れてくれたの?」
「入れないわけにはいかないだろ!?」
直接、頼めばいいのにいつもそうしている。
洗面台の上に、ちょこんと置く。
「あらためてありがとう!」
「はいはい」
でも、直接言われるより何だか面白い。
入れろと言われたわけじゃないのに入れている。
「そこがあなたのいいとこじゃん!」
「利用するなよw」
無言の伝言、僕はそう呼んでいる。
置いてあるだけで伝わる。
「以心伝心ってやつ?」
「嬉しそうに言うんじゃないよw」
と言いつつ、楽しんでいる自分もいる。
それに、褒められて嬉しい。
「詰め替えはどうだった?」
「そろそろ、無くなりそうだよ」
詰め替えの量の把握も僕の担当だ。
まぁ、必然的にそうなるのだが。
「分かった!」
「明日、買ってくる」
そして詰め替えが補充される。
「これからもよろしく!補充係さん!」
「何だよ、それw」
(No.1315完)
読み終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
| 固定リンク | 0
「(052)小説No.1301~1325」カテゴリの記事
- [No.1325-2]駄菓子(2025.05.10)
- [No.1325-1]駄菓子(2025.05.09)
- [No.1324-2]甘かったこと(2025.05.08)
- [No.1324-1]甘かったこと(2025.05.07)
- [No.1323-2]桜咲く(2025.03.30)



コメント