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[No.1311-1]授業参観

No.1311-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
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「会社でもそうなの?」
「まぁ、そんなに変わらないな」

立場上、部下に厳しく対応することがある。
もちろん、パワハラではない。

「少し細かくない?」
「そういう仕事なんだよ」

全国を仕切らなければならない。
それだけに曖昧な指示は混乱を招く。

「だから細かくなるんだよ」
「ちょっとしたミスでも迷惑を掛けるからね」

実際、何度もそんなことがあった。
今のスタイルはその反省でもある。

「ふ~ん・・・」
「何だよ、それ?」

好きでやっているわけではない。
結果的にそれが部下を守ることになる。

「それ、部下じゃなくて」
「“自分”じゃないの?」

痛い所を突いてきた。
半分間違いで半分正解だ。

「結果的にはそうなるよな」
「別に恥じることじゃないけどね」

だったらあえて言わなくていいのに。

(No.1311-2へ続く)

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