[No.1302-1]いちぐんのいち
No.1302-1
登場人物男性=牽引役
女性=相手
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「やっぱ・・・」
「いちぐんのいちじゃないとね!」
前から気になっていた。
この“いちぐんのいち”という言葉が。
「それってさぁ、昨日の話?」
「そうだよ」
昨日、何かのスイーツを買いに行ったと聞いた。
かなり人気で売り切れ必至とも聞いていた。
「買えたの?」
「もちろん!」
どうやら無事に買えたらしい。
「相当並んだんじゃない?」
「そうだよ」
聞けば100人以上が並んでいたらしい。
開店2時間前にもかかわらず。
「恐るべし・・・だな」
「ところで何番目だったの?」
その途端、表情が曇った。
気に障ることを言ってしまったようだ
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