« [No.1291-1]巡る | トップページ | ホタル通信 No.586 »

[No.1291-2]巡る

No.1291-2

「とんだハプニングだったな」
「でも、これもいい思い出よ」

そんなこんなで今日に至る。
そして、ここも今話題の場所だ。

「よく当選したよな?」
「引きが強いからね!」

来館は抽選だった。
それもかなりの倍率だったみたいだ。

「ほら、見えてきたわよ!」
「あれか!」

意外なほど街に溶け込んでいる。
言われないと見過ごしてしまいそうだ。

「何する?」
「そうだな・・・」

体験もできるし展示物も多い。
2~3時間は楽しめそうだ。

「じゃ、私は巨大コントローラーで!」
「俺も!」

彼女の歩く速度が上がって行く。
急ぐ必要もないのに。

「おいおい、俺たちは後1時間後だぞ?」
「いいじゃん、別に」

入場までまだ時間がある。

「待ってる時間も大事なの!」
「本当は待ちきれないくせにw」
J1291
(No.1291完)
読み終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
ブログランキングへ
ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ web拍手 by FC2

| |

« [No.1291-1]巡る | トップページ | ホタル通信 No.586 »

(051)小説No.1276~1300」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« [No.1291-1]巡る | トップページ | ホタル通信 No.586 »