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ホタル通信 No.583

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.642 工事のおじさん
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性

小説のタイトルを見た時、「こんな小説、書いたっけ?」と思いました。でも、読み返してみると鮮明に思い出しました。

皆さんも経験したことがあると思いますが、工事中の道路で誘導してくれる人・・・おじさんと決めつけるわけではありませんが、一般的なイメージでおじさんとさせていただきました。悪い意味ではなく、仕事ですから淡々と誘導すればそれで責任は果たしているわけです。こちらも、そこにそれ以上のものもそれ以下のものも求めてはいません。

そんな時、小説のようなおじさんと出会ったわけです。一期一会と言うのもおこがましいくらいの、ただすれ違うだけの存在の私たちに、申し訳なさそうに頭を下げてくれるおじさん・・・印象に残らないわけはありません。仕事に真摯に向き合っていると言えばそれまでですが、それなら安全に誘導すれば事足りています。それ以上のことを意識的にしていると言うより、人格そのものがそうさせているのだと感じました。

一期一会もおこがましい・・・と前述しましたが、私たちにとってはそれ以上の出会いでした。
Jt583
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