[No.1277-1]夏休みの終わり
No.1277-1
登場人物
女性=牽引役 女性=相手
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「・・・今日からなんだ?」
「そうみたいね」
久しぶりに小学生の集団とすれ違う。
その表情は様々だった。
「私も1ヶ月くらい休みが欲しい!」
「私もw」
会社員には無理な話だ。
1週間でさえ、ままならないのが現実だ。
「でもさぁ」
「休み明けあるあるだよね?」
同僚がある小学生を指さす。
大きな紙袋を持った小学生を。
「あるある?」
「自由研究の作品が入ってるんじゃない?」
その言葉で思い出した。
「あぁ・・・なるほどね!」
「私たちの時代もあったよね?」
あったのはあった。
けど・・・。
「けど?」
「うん、何を作ったのか・・・」
何を作ったのか、何を観察したのか・・・。
肝心なところは覚えていない。
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