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[No.1268-1]決死のミミズ

No.1268-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
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何がそうさせるのだろうか・・・。
命をかけてまで。

「どうしたの?」
「・・・これ見て」

足元を指さす。
そこには・・・。

「なにこれ?」
「ん?えっ、えっ!?」

そこには命尽きたミミズがいた。
どうみても干からびている。

「わざわざ指さすこと!?」
「ほら、あっちも見てよ」

足元だけではなく、至る所で命尽きている。
同じように干からびて。

「ちょっとキモイ!」
「かもしれないけど」

遊歩道の脇で力尽きた感じだ。
でも、なぜこんなところにいるのだろうか?

「ミミズって土の中にいるじゃん?」
「なんでこんなところに・・・」

連日の暑さで道路は灼熱地獄だ。
例えるならフライパンで焼かれるようなものだ。

(No.1268-2へ続く)

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