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[No.1261-2]たまには追い風

No.1261-2

「気持ち良かった?」
「そう!追い風、最高!」

帰路の途中で追い風に変わった。
すると・・・。

「例えるならヨットね」
「風を受けて走る」

友人があきれた顔で私を見ている。

「まんまの例えじゃん」
「そ、そうかな」

でも、その例え以外あり得ない。
ヨットに乗ったことはないけれど。

「追い風がこんなに楽だなんて」
「知らなかったよ」

まるでアシスト自転車のようだった。
これまた乗ったことはないけれど。

「何なのよ、それw」
「どっちも想像じゃん」

とは言え、その気持ち良さは爽快だった。

「で、結局、何が言いたいのさ?」
「えっ・・・と」

・・・何が言いたかったのだろう。
今さらだけど。

「た、たまにはいいよね、追い風も?」
J1261
(No.1261完)
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