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[No.1263-1]ふたつの願い

No.1263-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
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本来、あり得ない願い事が叶った。

「それで、どうだったの?」
「えっと・・・」

経営職の候補者として数々の試験に挑んだ。
ここ数カ月間。

「・・・ダメだった・・・とか?」
「ううん、合格したよ」

そう・・・試験にはすべて合格した。
それも追試ではなく一発で。

「そうなの!?」
「でも、その割には・・・」

確かに彼女言う通りだ。
本来ならもっと喜んでいい。

「実は試験には合格したんだけど」

諸事情で昇進には至らなかった。
合格イコール昇進のはずなのに。

「諸事情・・・って?」
「年齢とか、業績とかだって」

ここ最近、会社の業績が思わしくない。
加えて組織の若返りも必要だと言う。

「あなただって十分若いじゃない!?」
「そうなんだろうけど」

結局、試験には合格したが、昇進は果たせなかった。
前代未聞のことだった。

「他にも俺と同期のやつも」

同じ理由で昇進を逃したらしい。

(No.1263-2へ続く)

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