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[No.1264-2]やさしい夢

No.1264-2

「でも、それくらいなら・・・」
「この夢の良い所はここからなんだよ」

女性が上着を掛けてくれた後、周りの雰囲気も変わった。
次々と僕のところにやってくるようになった。

「食べ物やお金・・・」
「色んなものを僕にわけてくれた」

その時、経験したことがない幸せに包まれた。

「だよねw」
「夢の中とは言え」

その後、間もなくして夢から覚めた。
そして今に至るわけだ。

「なるほど」
「それなら人に話したくもなるわね!」

そう・・・特に目の前に居る人には。

「ん?どうして?」
「それは・・・」

その女性とはまぎれもなく彼女だった。

「えっ!?」
「そうだったの?」

驚きながらも何だか嬉しそうな表情だ。
それに夢と同じやさしい表情でもある。

「ありがとう・・・な」
「夢でしょw」

いや・・・現実でも助けてくれたことも含めたお礼だ。
J1264
(No.1264完)
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