ホタル通信 No.568
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.621 二人連れ
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性
書いてあることはほぼ事実なんですが、小説上の私(女子高生)の部分が事実とは異なります。作者の性別は非公開ですが、学生ではない・・・とは公表しています。
早い話、作者がすれ違う女子高生の二人組のことについて書いた小説です。状況については書いてある通りで、ある時を境にして彼女たちから笑顔が消え、ついには二人組ではなくなってしまいました。そこに何があったのか、知る由もなく、他人事ながら心配な日々が1週間ほど続きました。
親友でも喧嘩することもありますから、そんな類のものだとは思っていましたが、もしかしたら男子関係のことなのかな?とも考えていました。ドラマの見過ぎかもしれませんが。
でも、そんな心配をよそに笑顔も相棒も復活したんです。何事もなかったように。仲直りに1週間掛ったのか、そもそも何もなく、私の思い過ごしだったのかわかりませんが、とにかくほっとしたことを覚えています。
そんな彼女たちですが、ある年の4月になる前に姿を見なくなりました。説明するほどではないでしょうが、それぞれ旅立って行ったことは容易に想像が付きます。同じ大学ならまだしも、同じ就職先になることはそうそうないでしょうから、それぞれ違う道を歩み出したのだと勝手に思っています。
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