ホタル通信 No.569
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.632 おねいちゃん
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性
脚色している所があるもののほぼ実話です。それと亡くなったのはおばさんではなく、おじさんでした。
まぁ、なぜおじさんをおばさんに替えたのか覚えていませんが、何か意味があったんでしょうね、小説を書いた当時は。さて、ほぼ実話なので書いてある通りです。通夜の席で、小さい頃に可愛がってもらった親戚のおねいちゃんに、何十年ぶりに再会しました。
関係性ですが、私の父の姉夫婦の子供で、10歳以上年が離れていました。話はそれますが、この関係性から言えば、ご夫婦の旦那さんは、極めて他人です。でも、私を一番可愛がってくれたのは間違いなく、この旦那さんでした。結局、大人になってから一度もお礼を言うことなく、他界してしまいました。
この流れからすれば、その旦那さんにスポットをあてた小説にしてもおかしくはなかったのですが、少し湿っぽくなることもあっておねいちゃんを話の主軸にすることにしました。実際、旦那さんと負けず劣らず、可愛がってもらったのも事実ですから。
お互い年を重ねても、いざ会ってみれば、いつまでも相手はおねいちゃんで私は子供です。そんな関係が嬉しいやらちょっと恥ずかしいやら、不思議な気持ちです。
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