« [No.1246-2]一期一会じゃないけれど | トップページ | [No.1247-2]置いてある »

[No.1247-1]置いてある

No.1247-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
洗面台にある物が置いてあった。
当初はそれが何を意味するか分からなかった。

「まだなの?」
「何がだよ」

主語がない話をよくしてくる。
ある意味、それが怖い。

「なにビビッてるのよw」
「勘弁してよ」

別にやましいことは何もない。
これが女性のやり口でもある。

「失礼ねw」
「だったら何だよ?」

洗面台に洗剤のボトルが置いてある。
普段は違う所に置いてあるのに。

「見ての通りよ」
「このボトルのことか?」

普段、洗濯に使っているものだ。
それがどうしたと言うのか・・・。

「そうよ」
「そうよって・・・」

一向に話が進んでいかない。
何かを気付けと言わんばかりの対応だ。

(No.1247-2へ続く)

| |

« [No.1246-2]一期一会じゃないけれど | トップページ | [No.1247-2]置いてある »

(049)小説No.1226~1250」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« [No.1246-2]一期一会じゃないけれど | トップページ | [No.1247-2]置いてある »