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[No.1245-1]うちのカレー

No.1245-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
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「やっぱり、うちのカレーが一番だよな」

世には美味しいカレーが溢れている。
お店しかりレトルトしかりだ、けど・・・。

「でしょ!」
「カボチャの甘みがいいでしょ?」

甘口が好きな僕にとっては丁度いい味だ。
それも野菜の自然な甘みだ。

「うちは昔からカボチャを入れるんだよね」
「カレーは各家庭の特徴が出るよな」

そう、僕の実家だと・・・ん?
僕の実家は・・・。

「あれ・・・」
「どうしたの?」

変だ、思い出せない。
いや、思い出すもの何も・・・。

「カレーが食卓に並んだ記憶がない」
「うそでしょ?!」

カレーを食べている自分の姿もそこにはない。
単に忘れているとは思えないのだが・・・。

「そんなことはないわよ」
「特殊な料理ならまだしも」

でも、味も見た目も特徴も思い出せない。
と言うより、やはり記憶にない。

(No.1245-2へ続く)

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