[No.1242-2]空が明るい
No.1242-2
「これからもっと明るくなるね!」
1週間でもこの変わりようだ。
これからもっと明るくなって行くだろう。
「で、その話だけ?」
「遠回しに、飲みに誘ってる?」
同僚に言われ、我に返る。
別に意識が飛んでいたわけではないが。
「ううん、全然考えてなかった・・・」
「むしろ、あなたが方が“ふり”じゃなくて?」
お互い顔を見合わせた。
そして、どちらからともなく・・・。
「それなら・・・」
「・・・だよね」
急遽、飲みに行くことになった。
私も同僚も、全くその気はなかったようだったが。
「それで・・・」
「どこに行こうか?」
今日に限って、馴染みの店には行く気にはなれない。
「私も・・・」
「新規開拓する?」
空の明るさが冒険心をくすぐったのだろうか?
何となくそんな気がする。、
「そうと決まれば・・」
「突撃よ!」
まるで迷惑系ユーチューバーのノリだ。
でも、ワクワクする。
| 固定リンク | 0
「(049)小説No.1226~1250」カテゴリの記事
- [No.1250-2]あの時の空(2024.03.20)
- [No.1250-1]あの時の空(2024.03.19)
- [No.1249-2]心強く(2024.03.14)
- [No.1249-1]心強く(2024.03.13)
- [No.1248-2]なぞ解明(2024.03.12)
コメント