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[No.1238-2]となりに君が

No.1238-2

「大丈夫か?」
「うん、もう平気」

大袈裟だが峠は越えた。
けど、気を抜くと再び痛みが襲ってくることもある。

「それ、あるあるなw」
「とにかく、ありがとう」

これまでも何度か足がつったことがあった。
その度に彼に助けられた。

「でも、もう夜中は勘弁してくれよw」
「ごめん、ごめん!」

とは言うものの、好きで足がつっているわけじゃない。
それは理解して欲しいところだ。

「じゃあ、もう寝るぞ」
「私も!」

意味もなく、彼の手を握る。
彼は彼で、その手を握り返してくれた。

「おやすみ」
「あぁ・・・」

力ない返事の後に、彼の寝息が聞こえてきた。

「はやっw」

「○○!」
「あ、足がつったぁ・・・」

その瞬間、無意識に彼の名前を呼んでしまった。
でも、彼からの返事はなかった。

「あっ・・・出張だった」
J1238
(No.1238完)
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