[No.1224-1]秋祭り
No.1224-1
登場人物女性=牽引役
女性=相手
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「あれ・・・」
「どうしたの?」
叫び声のようなものが聞こえる。
それも大勢の。
「祭りやってたっけ?」
「祭り?」
確かにそんな季節にはなってきた。
「ほら、野太い声が聞こえない?」
「・・・ほんとだ」
雑踏に負けないくらいの大きさだ。
でも、どこから聞こえてるのだろう・・・。
「祭り・・・やってなさそうだけど」
「そうなんだよね」
周りを見渡してもそれらしき姿がない。
人の神輿も。
「神輿?!」
「だって、担いでる声でしょ?!」
でも、見当たらない。
何度、見渡しても。
「どうなってるのかな・・・」
「・・・ちょっと待って」
友人が冷静に声がする方向を探し始めた。
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