ホタル通信 No.547
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.676 無駄な時間
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性
完全な創作です。とは言え、創作のきっかけになったであろう事実があるはずなんですが、一体何なのか・・・。
・・・と諦めかけた時、思い出しました。その昔、ちょっとだけ精神的に追い詰められていた時期があって、毎日、無力感の中で生活していました。生ける屍とまでは言いませんが、何のために生きているのか、分からなくなっていました。こんな大事なこと、忘れていたなんて・・・と言いますか、封印しようとしていたのでしょうかw
当時は、この時間を“無駄な時間”と思うことさえ考えられないほどでしたが、この小説を書く頃には、おかしな表現ですが、正式に“無駄な時間”と自分自身で認定したわけです。
でも、この無駄な時間があったからこそ、今の自分が居ることに気付いた瞬間でもありました。「あぁ、自分はこの無駄な時間を燃料に生きてきたんだ」と。
で、この気持ちを小説にしたのが、本作品なんです。こう聞くと実話度ゼロのように聞こえないかもしれませんが、プロポーズの話なんて一切、私には関係ないことですからねw
無駄な時間と思っていた“時間”も、実はその時には必要だったのかもしれませんね。そうやって、精神のバランスをとっていたのかな?と冷静に振り返っています。
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