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[No.1202-2]寂しくなんてない

No.1202-2

「そっか・・・」

実現しなかった理由は簡単だ。
母が亡くなった後に、その手紙を読んだからだ。

「そこで初めて知ったよ」
「そんなこと、想ってたなんて」

後悔と言うか、心残りと言うか・・・。

「最後まで母は母だね!」
「ほんと、そう思うよ」

その手紙の存在をもっと早く知って居たら・・・。
逆に後悔が残った、この俺に。

「まぁ、いいじゃん!」
「人生なんて後悔の連続よ」

急によく聞く名言を放り込んできた。
そんなの・・・分かっている。

「別にその時、言えなくても」
「今、言えばいいじゃん!」

確かにそうだ。
遅すぎるということはない。

「最高の供養にもなるんじゃない?」
「あぁ・・・」

来週早々にも実家に帰ることにした。

「照れずにちゃんと言うのよ!」
Susipakuab696app97555_tp_v
(No.1202完)
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