ホタル通信 No.538
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.615 追憶~その後~
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性
この小説はタイトル通り、「No.612 追憶」の続編と言いますか
文字通り、“その後”です。
本来なら、No.612のホタル通信を先に書くべきでしょうが、逆パターンもいいかも?と思い、筆を走らせています。そのNo.612もNo.588の続編であり、三部作のような作りです。
実はこの小説、ほぼ事実ではあるのですが、ふたつの似た話が混ざり合ったような構成です。読んでいただければ分かる通り、ある方が亡くなった話なのですが、先ほど書いた通り、亡くなった方も二人いるわけです。もちろん、同時ではなく、また、お二人に関係性はありません。
ではなぜ?ということになりますが、No.612をAさんだとすればNo.615はBさんのエピソードです。このAさんとBさんのエピソードがそれぞれの小説に微妙に混ざり合っています。ですから、本来、実話度としては高いのですが、創作要素が強い構成のため、星ふたつにしています。
Aさんは会社の先輩にあたる方、Bさんは身近な人・・・とだけ言っておきます。この小説で大切にしたのは、仮に自分が死んだときに来てくれるかどうかではなく、元気なうちに会いに来てくれるかどうかです。そう意味も込めて、あえて“その後”を書きました。
この小説は冬のホタルらしい作りです。自己満足の独りよがりな作りですが、何かを感じていただければ幸いです。
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