ホタル通信 No.533
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.600 ふたりの行方
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性
読み手の方は、この二人は一体何の話をしているのか、分からないと思います。でも、これぞ、冬のホタルです。
ほぼ事実な小説なため、多少オブラートに包んで書けば、小説上の彼女はとある男性と同居している、ただ、同居と言っても行く場所がなく、転がり込んでいる状態です。そのため、彼女は非常に弱い立場でした。
そこへ、小説上の私と知り合うことになり、彼女のために部屋を借りようとした・・・そんな話です。ちょっとしたナイト気取りですよ。悪い王様からお姫様を助け出すような・・・。当時は本気で彼女の返事次第では行動を起こしていたと思います。でも、小説の通り、それが実現することはありませんでした。その時、正直に言えばホッとした自分も居ました。
以上のようなことを二羽のハトを見て思い出したんです。
ハトは、僕にとっては彼女のそのものなんです。群れているようで群れていない・・・時々、ポツンと一羽だけで、その辺りをウロウロしてたり・・・。今となってはもう過去のことですが、読み直すと今でも胸が熱くなります。
冬のホタルは、その彼女のためだけに立ち上げたのですが、気付けば方向性を変えながら今に至っています。
| 固定リンク | 0
「(105)通信No.501~600」カテゴリの記事
- ホタル通信 No.593(2025.01.19)
- ホタル通信 No.591(2024.12.19)
- ホタル通信 No.590(2024.12.10)
- ホタル通信 No.588(2024.11.19)
- ホタル通信 No.587(2024.11.10)
コメント