ホタル通信 No.530
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.502 地元の名物
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性
タイトルにもしている地元の名物・・・文中ではあえてそれが何であるかを隠しています。
地元を知られたくないから、というわけではなく、人それぞれの名物をそこに当てはめてもらえたらと言う気持ちと、単に小説の雰囲気を壊したくなかったからです。
その地元の名物とは・・・ずばり、姫路おでんです。18年地元に住んでいながら、全く知りませんでした。知らなかった一番大きな理由は、両親が姫路の人間ではなかったからです。もしかしたら両親はその存在は知っていたかもしれませんが、食べる習慣はなかったと思います。
小説にも書きましたが、高校卒業後、地元を離れたこともあり「これから」という時を地元で過ごすことができませんでした。
社会人になれば飲みに行ったりする機会も増えるでしょうから遅かれ早かれ、おでんに出会っていたと思います。でも、地元に住んでいながら、地元の名物や名所を知らないことは意外なことではありません。逆に地元に居るから、知らないことが多いのかもしれませんね。
この小説、地元の名物の話と思いきや、実はラジオから聞こえてきた地元の名前に、少しノスタルジックな気持ちになった話なんですよ。テレビだとこうはいきません。今の時代だからこそ、ラジオなんですよね。
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