[No.1182-1]666
No.1182-1
登場人物女性=牽引役
女性=相手
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ふと、時計に目をやると数字が揃っていることがある。
あるいは、1234のように並んでいることも。
「たまにあるよね」
だからどう・・・ということはない。
でも、偶然とは言え、何かを感じずに居られない。
「他にも買い物したときに」
「お釣り?」
そう・・・でも渡される小銭ではない。
レシートに印字されている数字が目に付く。
「333円です!と言われてお釣りをもらうより」
「レシートの333円にちょっと驚くのよね」
それが、“777”ならなおさらだ。
パチンコに詳しくない私でも、その数字の魅力を知っている。
「確かにw」
「大当たり!・・・なんてね」
他にも自分の誕生日だったり、何かの記念日だったり。
世に溢れる数字に一喜一憂している。
「でも、話題作りにはなるよね?」
「それも安上がりでw」
友人の言う通りだ。
数字にまつわる話題は多い。
「“794”という数字を見たら、アレしか思い付かない」
「だよね!」
そうこう話しているうちに、目的の駅についた。
「たかが数字、されど数字だね」
「それって、仕事が関係してる?」
友人が小さく頷いた。
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