« [No.1180-1]床屋の楽しみ | トップページ | [No.1181-1]桜吹雪 »

[No.1180-2]床屋の楽しみ

No.1180-2

「何なのそれ?」
「タイミングが悪いとさぁ・・・」

1週分、飛んでいる時があった。

「どういうこと?」
「ずっと置いてるわけじゃなくて」

定期的に入れ替えられていた。
本棚が小さいこともあって。

「ほら、週刊雑誌なら月4、5冊だろ?」
「そういうことね!」

一番いいところで読めなかったこともある。
どれだけ、次の話を楽しみにしていたか・・・。

「店主に言えばよかったのに」
「常連だったんでしょ?」

確かに常連ではあった。
結果的に高校を卒業するまで通っていた。

「その頃は小学生だぞ?」
「さすがに言えないよ」

読めなかった話がどんどん増えていく。
通えば通うほど。

「全体のストーリーは分かってるんだけど」
「所々、話が繋がらないことがあって」

その反動は大人になってからやってくる。

「いわゆる、大人買いってやつでしょ?」

(No.1180完)
読み終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
ブログランキングへ
ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ web拍手 by FC2

| |

« [No.1180-1]床屋の楽しみ | トップページ | [No.1181-1]桜吹雪 »

(048)小説No.1176~1200」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« [No.1180-1]床屋の楽しみ | トップページ | [No.1181-1]桜吹雪 »