ホタル通信 No.521
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.577 白紙のページ
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
私の中では今でも祭りは“秋”です。稲刈りが終わり、田んぼが寂しくなったころにそれがやってきます。
近くに神社がいくつかあったこともあり、祭りには恵まれていました。もちろん、夏祭りもありましたが、なぜかしらそれほど印象には残っていません。特別何かが違うわけではありませんが、結果的にそうなっているとしか説明ができません。
ただ、小説にも書いた通り、秋になると温かい食べ物が増え、湯けむりと言いましょうか・・・アチコチで立ち上る湯気に、夏とは違う活気を感じていたからかもしれません。
さて、記憶は定かではありませんが、小説のキッカケは祭りではなく、タイトルでもある「白紙のページ」でした。つまり、先にオチがあってそれに肉付けしたような感じです。冬のホタルでは比較的多い小説作りのパターンです。
白紙のページとは、恋愛に関して何も無かった青春時代・・・を表したものです。逆に何かありそうな“祭り”のエピソードを展開することで、よりオチを際立たせようとしました。
最近は、昨今の環境に関係なく、祭りに行くことがめっきり減りましたが、機会があれば地元の祭りに顔を出したいな・・・とホタル通信を書きながらそう思っています。
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