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[No.1160-2]まさかの光景

No.1160-2

「秘密の入り口でもあるのかな?」
「・・・どうだろう」

いずれにせよ・・・心配だ。

「・・・あれ?」
「居ない・・・」

目を離した隙にハトを見失ってしまった。

「人が降りてきたよ!」
「だ、大丈夫かな・・・」

ホームに列車が到着したようだ。
大勢の人がエスカレータで下りてきた。

「どこ行ったのよ!」

最悪、人に踏まれかねない。
警戒心が薄いだろうから。

「あっ!居た居た!」
「ほんとだ!」

幸いにも人が下りてきていないエスカレータ付近に居た。
あそこなら一先ず安心だ。

「駅員さん・・・呼ぶ?」
「うん、それがいいね」

何かあってからでは遅い。

「えっ・・・上りのエスカレータに・・・」

(No.1160完)
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