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[No.1160-1]まさかの光景

No.1160-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
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「えっ!?」
「えっ!?」

ほぼ同時に驚きの声をあげた。
地味だけど衝撃的な光景が目の前にある。

「ちょっとw」
「笑わせないでよね・・・ったく」

目の前を一羽のハトが歩いている。

「うそでしょ・・・」

歩いていること自体はなにも問題はない。
歩いている場所が・・・問題だ。

「どこから入ってきたんだろう・・・」
「多分・・・ホームからじゃない?」

ここは駅のホームの地下1階に相当する場所だ。
ホームとはエスカレータで繋がっている。

「そりゃそうだけど、下りに乗って?」
「プッ!」

友人の言葉に思わず吹き出してしまった。
そんな光景を想像したらそうなってしまう。

「ちょ、ちょっと・・・笑わせないでよ」
「私はまじめに答えたつもりよ」

乗ったかどうかは別にして通っては来ただろう。
他に入ってこれそうな経路は見当たらないからだ。

(No.1160-2へ続く)

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