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ホタル通信 No.519

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.475 食堂の匂い
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

何だか締まりのない話なんですが、概ねその通りの小説です。今でも時々、思い出します。

さて、肝心の匂いのもとは、天ぷらや唐揚げなどの油ものです。それならスーパーやデパートでも同じ匂いはしてきそうですが、それとはまた違った匂いです。良い意味で上品ではない、人情溢れる匂いと言いましょうか・・・なかなか上手く表現できません。そんな商店街が最寄り駅にあって、駅に行くたびに記憶をくすぐられます。

小説に出てくる親戚は父の妹夫婦です。その親戚に可愛がってもらったのですが、血が濃いその妹ではなく、その旦那さんに特に可愛がってもらいました。
細かいことを言えば、かなり近しい親戚であっても旦那さんは赤の他人です。でも、その旦那さんを含めて、その子供にも可愛がってもらいました。子供・・・と言っても、私が小学生の時に高校生くらいでしたから、歳の離れたお姉さんのような存在でした。

だからなんです。その匂いには良い想い出しか紐づいていないのでいつまでも記憶に残っています。家を訪れる度、本当に喜んでくれて美味しいものを食べさせてくれたり・・・感謝しかありません。ありがとう!おじさん、お姉さん!

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