ホタル通信 No.517
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.576 いもケーキ
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性
一枚の写真には、若き日の両親と姉と小説上の僕が写っていました。
さて、実話度の通り、おおむね事実です。事実と異なるのはラスト付近の「作り方を妻に教えていた」の部分くらいです。
さつまいものケーキ・・・どうやって作ったのかは、いまだに分かりませんし、味の記憶は全く残っていません。ただ、今の時代、さつまいもは注目されているスイーツのひとつだと思いますから、案外、ヒットするかも・・・いや、すでに存在しているかも?ですね。
この写真に胸が熱くなるのは、いもケーキを通じて、両親の苦労が伝わってくるからです。子供の頃は、逆に嫌悪感があったくらいでしたが、家庭を持ってみて、ようやくその感情が誤っていたことに気付きました。今となっては、両親なりの誕生日のお祝いに感謝しかありませんが、照れくさくて、伝えることはできていません。
イベントごとや記念日とかに、やや無縁だった我が家でしたが、それなりに成長し、今を生きています。皆さんにも、今でも胸が熱くなる一枚の写真はありますか?
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