[No.1151-1]彼女が僕の・・・
No.1151-1
登場人物男性=牽引役
女性=相手
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「お待たせ~」
「随分と混んでるみたいだね」
いつも以上に混んでいる印象がある。
三連休ということも関係しているのだろうか?
「ランチの時間に重なったからじゃない?」
「それもそうだな」
いつもはもう少し早く店に入る。
このファストフード店に。
「どっちがコーヒー?」
「えっと・・・こっちかな?」
コーヒーとコーラを頼んだ時のあるあるだ。
パッと見では分からない。
「ちょっと待って・・・」
「・・・こっちだよ」
匂いを嗅いで判断するようにしている。
炭酸の泡はさほどあてにならない。
「ありがとう」
「コーラにミルクを入れたら大変だからな」
そうならないために念には念を入れる。
「それではいただきますか」
「うん」
番号札を店員に見える位置におく。
そして、ストローを手に取る。
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