[No.1157-1]ルージュの伝言
No.1157-1
登場人物女性=牽引役
女性=相手
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「ねぇ、彼との馴れ初めは?」
実は誰にも話したことはない。
まぁ、話す機会がなかったこともあるが。
「聞きたいの?」
「是非!」
アドバイスが欲しいのではないのは分かっている。
いわゆる“怖いもの見たさ”なのだ。
「一年前くらい前かな?」
「職場の飲み会があって・・・」
その時、たまたま彼と隣同士になった。
「ほんと?」
「ほんとよ!」
ただ、無意識にそうなってしまった可能性はある。
少なからず彼に好意を抱いていたからだ。
「じゃあ、計画的じゃん?」
「違うわよ!」
ここは思いっきり否定させてもらいたい。
「まぁ、いいけど・・・」
「それで?」
自宅が彼と同じ方向だった。
まるでドラマのような展開だけど
「帰り道が一緒になって・・・」
アレコレ話しながら家路を急いだ。
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