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ホタル通信 No.518

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.574 転勤を知る
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性

前半は創作なのですが、タイトルでもある「転勤を知る」くだりについては事実であるため、実話度80%にしました。

この小説は新入社員として配属された後から数えて、2回目の転勤時の話です。ある時、転勤先の人と電話していた時、その人が当たり前のように「戻ってくるんだって?」みたいなことを言ってきました。先に説明しておくと、転勤先はもと居た場所だったので、その人は「戻ってくる」という表現をしたわけです。
とっさに何のことか訳が分からなかったのですが、そんな私を見て、相手は察したようでした「本人は知らないんだ」と。

私も転勤してから5年とか10年経過していたら「そろそろかも?」と転勤話にも敏感になっていたと思いますが、この時点で1年半しか経過しておらず、さすがに転勤はノーマークでした。
当り前ですが、転勤は水面下で話が進みますが、どこかの時点で漏れ広がり、知らないのは自分だけ・・・のようなことが起こります。
私も他人の転勤話を本人よりも先に知ることもあり、今も昔も変わらないな・・・と複雑な心境になります。

もと居た場所に転勤してから長らくそこで過ごした後、今度は大阪へと旅立って今に至るわけです。

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