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ホタル通信 No.513

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.553 森のにおい
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性

におい系の小説は、それがストレートに伝わらないので難しい部類に入りますが、そもそも自己満足の小説ですから、関係ないのかもしれませんw

さて、概ね、書いてあることは事実ですし、今でもそう感じています。大阪から名古屋に向かう中間辺りにそのパーキングがあり、今でも行き帰りの休憩スポットです。
山の中・・・とまでは行きませんが、見晴らしもよく、自然の中に居る感覚は十分あります。ただ、小説のように辛うじて自販機が・・・のような場所ではなく、食事も出来るし、お土産屋さんもあります、それほど大きくはありませんが。

どこか湿っぽくて、それでいて清清しい・・・まさしく森の呼吸の匂いを嗅いでいる感覚です。
私にとってこの匂いは、小説に書いてあるとおり、祖父母の住んでいた場所の匂いそのものです。単に、良い匂いがするというだけではなく、記憶がくすぐられる感覚です。そう考えると、匂いも立派な記憶のひとつだと思います。

これからの季節、春とはまた違った行楽が楽しめます。紅葉もいいですが、空気の綺麗な場所で、思いっきり深呼吸してみるのもいいかもしれません。

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