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ホタル通信 No.506

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.588 トナカイのかぶりもの
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

話の主軸である、入院話は事実です。ですが、同僚ではなく先輩です。

かつての勤務地に出張で訪れた際に聞かされました。特に親しい間柄ではありませんでしたが、昔から付き合いはありましたから心配でした。
その先輩ですが、結論から言えば残念ながら他界しました。私と歳はそれほど離れていませんでした。その先輩は男性です。小説上、私は女性ということになっていますが、実際は・・・皆さんのご想像にお任せします。

私、先輩にあたる人を二人亡くしています。一人目は、私が入社してから数年経過した後でした。
言い方には気を付けなければなりませんが、親戚より会社の同僚や先輩、上司が亡くなった方がショックは大きかったです。血の濃さというより、関係性と言ったところでしょうか。
小説の後半、タイトルにもなっているトナカイのかぶりものは創作です。この小説は、先輩が亡くなった後に作ったものなので、私なりの供養であり、そして後悔の念だったりしています。

あれから、随分と月日が流れています。冬のホタルは自分の人生の縮図でもあります。

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