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[No.1134-2]トンボの舞

No.1134-2

「トンボかぁ!」

数匹のトンボが秋空を舞っている。
赤トンボ・・・のようだ。

「よく見つけたね」
「さっきから、ウロウロしてたで」

どうやら僕の頭上を飛んでいたらしい。

「赤トンボに好かれてたんやね!」
「あははwかもしれないな」

いや・・・実際、動物にはモテている。
もしかしたら、虫にも。

「なら、キスされたかもなw」
「なるほど!」

まぁ、そんなことはない。
でも、ノリでそう応えてしまった。

「だったら強烈なキスだったな」
「痛いほど」

それにしても突然のことでビックリはした。

「もてる男はつらいw」
「ほんまやね」

珍しく同意している。
怪しいくらいに。

「じゃあ、うちもおでこにする!」

(No.1134完)
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